シンガポールには数多くのインターナショナルスクールがあります。
世界中から駐在員や経営者、研究者が集まるシンガポールには、実に50校以上のインターナショナルスクールが存在し、それぞれが独自の教育理念を掲げています。
その中でも、長年にわたり「最も入りたい学校」の一つとして名前が挙がるのがUWCSEA(United World College of South East Asia)です。
教育関係者の間ではもちろん、世界中の保護者からも高い評価を受けており、毎年多くの応募者が集まります。公式には、学年によって異なりますが、おおよそ1席に対して2〜3人の応募があるとされています。
つまり、「申し込めば入れる学校」ではありません。
それでも世界中の家庭がこの学校を目指す理由があります。
まず理解しておきたいのが、「UWCSEA」は一つの学校ではなく、世界各地に広がる教育ネットワークだということです。
United World Collegesは1962年に設立され、
「教育を通じて、人々・国・文化を結び、平和で持続可能な未来を築く」
という理念を掲げています。
現在では世界各地にキャンパスがありますが、その中でも最大規模を誇るのがシンガポールのUWCSEAです。
1971年にシンガポール・インターナショナルスクールとして設立され、その後1975年にUWCネットワークへ加盟しました。現在では約100か国以上の子どもたちが学び、多様な文化背景を持つ生徒が共に生活しています。

UWCSEAには
という2つのキャンパスがあります。
どちらも幼児教育から高校まで一貫教育を提供しています。
広大な敷地には、
などが整備され、「学校」というより、一つの小さな大学のような印象を受けます。
設備の豪華さだけでなく、それらが日常的な学びに組み込まれている点が特徴です。
日本では、有名校というと
「偏差値」
「成績」
「受験」
というイメージがあります。
しかし、UWCSEAの考え方は少し違います。
もちろん学力はとても重要です。
しかし、それ以上に
という人間性を重視しています。
そのため、授業だけではなく、
も教育の中心に据えられています。
UWCSEAの最大の魅力は、多様性です。
約100か国以上から集まる生徒たちは、
宗教
文化
母語
生活習慣
価値観
すべてが異なります。
例えば同じクラスには、
など、さまざまな国籍の子どもたちが自然に混ざっています。
英語は共通言語ですが、それぞれが自分の文化を大切にしながら学んでいます。
この環境そのものが、「世界を知る教科書」と言えるでしょう。
UWCSEAが繰り返し掲げるキーワードがあります。
それは
『Global Citizenship(グローバル市民)』です。

これは単に英語が話せる人を育てることではありません。
世界の課題を知り、
異なる文化を理解し、
自分にできる行動を考え、
社会に貢献できる人になること。
そのため、環境問題や地域貢献活動、国際交流は特別なイベントではなく、学校生活の一部として位置付けられています。
日本人保護者から支持される理由は、
「英語だけでは終わらない教育」
だからです。
もちろん英語力は飛躍的に伸びます。
しかし、それだけではありません。
子ども自身が
を自然に身につけていきます。
受験のためではなく、「人生のための教育」を実践している学校と言えるでしょう。
第2回では、日本人家庭が最も気になるテーマ、
「UWCSEAは英語ができなくても入れる?EALと日本語教育を解説」
について、公式サイトの内容をもとに詳しく解説します。
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