
ここ2〜3年で、
AIという言葉を聞かない日はなくなりました。
ChatGPT
Copilot
Gemini
画像生成AI
動画生成AI
子どもたちは、
大人よりも早くAIに触れる時代です。
だからこそ、
保護者は迷います。
「AIを使わせた方がいいの?」
「宿題は全部AIになってしまうのでは?」
「考える力がなくならない?」
そんな疑問に対して、
XCL World Academyの答えは意外でした。
公式サイトには、
印象的なQ&Aがあります。
“Is this just kids using ChatGPT?”
つまり、
「子どもたちがChatGPTを使うだけですか?」
という質問です。
学校の答えは、No.
AIがどう学習するのか。なぜ間違えるのか。
どこで偏り(Bias)が生まれるのか。
誰が責任を持つのか。
そこまで理解することが目的だと説明されています。
この考え方がとても印象的でした。
AIが答えを出した。だから正しい。ではありません。
子どもたちは
「本当にそうなの?」
「他の資料では?」
「AIは何を根拠に言っている?」
という視点を学びます。
公式サイトには
Question AI before trusting it.
つまり
「信じる前にAIに問い返そう」
という考え方が書かれています。
これは、AI教育というより
思考教育
なのです。
驚いたのは、
AI教育が中学生からではないことです。
XCLでは、**KG2(4歳頃)**から、年齢に応じたAI・デジタル教育が始まります。
もちろん、
4歳児がChatGPTを使うわけではありません。
最初に学ぶのは
です。
つまり、AIよりも先に、考え方を育てています。
XCLのプログラムは、段階的に設計されています。
コンピュテーショナルシンキング
創造性
簡単な問題解決
XCLerateという独自プログラムで
AI
デザイン思考
起業
金融教育
地域貢献
をIBの授業と結びつけながら学びます。
ここで面白いのは、AIだけを教えないことです。
未来に必要な力を一つのプログラムにまとめています。
Grade6になると、
AI with SureStart
という本格的なプログラムが始まります。
子どもたちは、生成AIや機械学習を学びながら、
社会課題を解決するAIアプリを開発します。
テーマは、
など。
完成したアプリは、
業界の専門家に向けてプレゼンテーションを行います。
さらにGrade7では、
Creative Robotics
が始まります。
MITで学んだロボティクス研究者が設計した30週間のプログラムで、
子どもたちは、
コンピュータービジョン
生成AI
機械学習
などを活用したロボットづくりに挑戦します。
ここまで来ると、
「AIを使う」
ではなく、
AIを創る側に近づく教育と言えるでしょう。

公式サイトを見て驚いたのは、授業を作っている人たちです。
例えば、
などがプログラム開発や指導に関わっています。
学校だけで完結するのではなく、
大学や産業界とのつながりを取り入れている点が特徴です。
AIプログラムを修了した生徒は、
成果物をポートフォリオとして残します。
また、SureStartのネットワークでは、Amazon、Google、Microsoft、Snap、Accentureなどでのインターンシップにつながった例や、MIT RAISE、Cornell Tech、Carnegie Mellonとの連携も紹介されています。
つまり、
「AIを勉強しました」
ではなく、
社会課題を解決する作品を作りました
という経験になるのです。
この記事を書きながら、
何度も思ったことがあります。
XCLは、
AIを教えている学校ではありません。
AI時代でも、人間にしかできない力を育てようとしている学校なのです。
創造する。疑う。協力する。発表する。失敗する。やり直す。
そのためにAIを使う。
この順番が、
とても大切にされていました。
XCLは**「AI時代の教育を考え抜いた学校」**
だと感じています。
次回は、保護者が気になる「卒業後」に迫ります。
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