
「どうすれば入学できますか?」
シンガポール在住の日本人家庭から、最も多く聞かれる質問です。
しかし、この問いに対する答えは、
「テストで高得点を取れば合格する学校ではありません」
というものになります。
UWCSEAでは、成績だけではなく、学ぶ姿勢や人との関わり方、学校生活への参加意欲まで含めて評価します。だからこそ、世界中から多様な子どもたちが集まる学びの場が維持されているのです。
UWCSEAでは、毎年決まったサイクルで入学選考が行われます。
例えば8月入学の場合、
前年9月1日から出願受付が始まります。
つまり、
2027年8月に入学したい場合は、
2026年9月には出願準備を始める必要があります。
これは、日本の学校のように「空きが出たら随時募集」という仕組みではありません。
毎年決められたスケジュールに沿って審査が進みます。
意外に思われるかもしれませんが、
早く申し込めば有利になるわけではありません。
公式サイトでも、
「先着順ではなく、応募締切後に総合的な審査を行う」
と説明されています。
つまり、
9月初日に申し込んでも、
締切直前に申し込んでも、
締切までに必要書類が揃っていれば、
同じ審査対象になります。
そのため、
慌てて提出するより、
しっかり準備した方が重要です。
では、
何を見ているのでしょう。
公式サイトには、
年齢相応の資質として、
次のようなポイントが挙げられています。
単にテストの点数ではなく、
などが学校の評価対象になります。
もちろん、
授業についていけるだけの学力は必要です。
ただし、
「オール満点」
だけを求めているわけではありません。
現在の学校で、
安定して学習できていることが大切です。
日本ではあまり意識されませんが、
先生のコメントも重要です。
例えば、
といった評価も重視されます。

スポーツ
音楽
ボランティア
読書
アート
科学
学校行事
など、
学校以外で何に興味を持ち、
どんなことに取り組んでいるかも見られます。
これは、
「大会で優勝した」
という実績だけではありません。
好きなことに継続して取り組んでいる姿勢も評価されます。
これは非常に多い質問です。
結論から言えば、
英語は必要です。
ただし、
ネイティブレベルは求められていません。
授業についていけるだけの
コミュニケーション能力があり、
必要であればEALのサポートを受けながら学べることが条件になります。
出願後、
学校側が必要と判断した場合は、
追加資料の提出や、
現在通っている学校への問い合わせ、
年齢に応じたアセスメント(評価)をお願いされることがあります。
これは、
合格・不合格を決めるためだけではなく、
その子に合ったサポートができるかを確認するためでもあります。
UWCSEAの入学審査で特徴的なのが、
コミュニティ全体のバランスを重視している点です。
学校は、
一人ひとりを見るだけでなく、
学年全体として多様な背景を持つ生徒が集まることも大切にしています。
そのため、
次のような点も考慮されます。
つまり、
「成績順」で席が埋まるわけではありません。
ここまで読んで、
「何を準備すればいいの?」
と思う方も多いでしょう。
次の5つをおすすめします。
単語を覚えるだけではなく、
英語で内容を理解する力が重要です。
母語の読解力は、
英語で考える力にもつながります。
ピアノでも、
サッカーでも、
昆虫観察でも構いません。
「夢中になれること」がある子どもは魅力的です。
UWCSEAは社会との関わりを大切にする学校です。
身近な活動でも、自分から関わる経験は大きな財産になります。
家庭でニュースについて話したり、
「どう思う?」と問いかけたりするだけでも、
主体的に考える力は育っていきます。
UWCSEAの入学審査を見ていると、
学校が探しているのは、
完璧な子どもではありません。
この学校で学ぶことを楽しみ、
仲間と協力し、
社会に目を向けながら成長していける子どもです。
だからこそ、日本の受験対策とは少し違う準備が必要になります。
「何点取れるか」ではなく、
「どんな人になろうとしているか」。
その視点が、UWCSEAという学校を理解する大切な鍵なのです。
次回は、いよいよ保護者が最も気になるテーマです。
「卒業後の進路は? 世界トップ大学への進学実績と、UWCSEAで育つ子どもの将来像」
世界中の大学から高く評価される理由と、日本人家庭にとっての進路の可能性を詳しくご紹介します。
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